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マリッジ・プレミアム

結婚する意味

同じ相手を愛し続ける能力は、脳を大きく進化させる。

「結婚」した方が良い理由はあるの?

最近、ある質問をよくいただきます。

それは・・・

「結婚する意味って何ですか?」

というもの。

結婚しなくても、生活には困らない。
結婚しなくても、恋愛することはできる。
結婚しなくても、妊娠も出産もできる。

それなのに・・・

「何のために結婚するんでしょうか?」と。

たしかに昔と違って今は、結婚しないことで「困る」ということは、少なくなってきているとは思います。

だから、結婚するためには「絶対に結婚した方が良い理由」が必要になってきたわけです。

「結婚する理由」。

なんだか「何のために生きるんですか?」と質問されているような感覚です(笑)

この質問には、たいてい次のような言葉も一緒についてきます。

「結婚しなくても、結婚で得られそうなことは、みんな手に入ります。結婚したら、むしろ面倒なことがたくさん増えて、自分がしんどくなるだけではないですか?」

なるほど。

たしかに、そうかもしれません。

この質問は、特に多く寄せれらるものなので、今回は、赤城夫婦が考える「結婚する意味」についてお伝えしたいと思います。

・一人で生きることに不自由はない現在。
・結婚しなくても困らない現在。

まさに、結婚したら嫁姑関係で悩むとか、お金や時間の自由がなくなるとか、面倒くさいことが増えるだけのように感じる現在。

そんな現代社会において、あえて「結婚する意味」とは何なのでしょう?

私たち夫婦のブログは長文なので「プリントアウトして読んでます」という感想をよくいただきます(笑)

今回は、ちょっと長くなりますが「禅問答」みたいな答えにならないように、考えてみました。

「結婚する意味」。

あなたは、何と答えますか?

結婚を損得以外で考える

「結婚する意味は何ですか?」

私たち夫婦はこう答えています。

「自分のことしか考えない人生なんて、つまらないから」

自分にとって都合のいいこと。

そればかりを考える人生って、ラクかもしれないけれど、何かつまらないなぁと思うのです。

人生の質という点から見ても「深さ」とか「奥行」とかがなくて、キレイだけれどのっぺりした感じがして「味わい」がないなぁと。

例えば、京都の一級品のコピー商品は、安くてキレイで便利だけれど、本物が持つ「ぬくもり」や「手触り」が感じられません。

厚みがなくて、一見、素敵だけれど、裏側は薄っぺらい張りぼて。

これと同じかなと。

誰かのことを思いやることで得られる「ぬくもり」や「手触り」は、リアルに温かみがあって重みがある。

厚みがあって、歴史や奥深い味わいがある。

まるで京都の一級品と同じ。

一つとして同じものはなく、一度、手に取って、その扱いの難しさや、その奥ゆかしさを知ってしまうと、もう大量生産の品には戻れない。

それが「結婚」。

私たち夫婦が結婚前に「面倒くさい」と考えていた、結婚にまつわるもろもろは、実は、最高に面白くて、喜びにあふれたものです。

面倒だと感じるようなことって、奥深くて、興味深いんです。

外食はラクで美味しいけれど、特定の人のために作る家庭料理だからこそ、得られる喜びがある。

そんな感じに近い。

手間も暇も惜しむことなく注ぐからこそ、はじめて知り得る最高の喜びと楽しみ。

それが「結婚生活」だと思うのです。

認知・進化人類学からわかった「結婚」の意味

最近、脳について、興味深いことがわかってきています。

今まで、動物、特に霊長類の脳が大きくなるのは、複雑な社会に適応するためだとされてきました。

ところが・・・

新しい説が出てきたのです。

オックスフォード大学の認知・進化人類学の教授らの調査によると、脳は「一雌一雄(いっしいちゆう)」を保つ、つまり、夫婦関係を保つことに、一番「頭を使っている」のではないかと。

というのも、脳の大きさに関わってくるのは、ちょっとやそっとでは揺らがず長続きする
「一雌一雄(夫婦関係)」の場合だということが、わかってきたからなのです。

鳥類でも、哺乳類でも、体格のわりに脳が大きい種は、間違いなく一雌一雄なのだとか。

反対に、その他大勢の群れをつくり、乱交に励む種は、脳が小さいそうです。

面白いですよね!

例えば、鳥類だと、繁殖期のたびに新しいパートナーになるヨーロッパコマドリやシジュウカラより、一度決めた相手と死ぬまで添い遂げるフクロウやカラス、オウムの方が、体格や食性などの生態を考慮しても、賢く、脳が大きいようです。

哺乳類でも「一雌一雄」の関係を持つものは、全体のわずか5%と少数派。

それでも犬、オオカミ、キツネ、レイヨウ(カモシカ)は、「一雌一雄」で、やはり脳が大きい。

犬やフクロウなど、鳥類や哺乳類の中でも、神話やおとぎ話の中で「誠実さ」や「知恵」を象徴するものとして出てくる動物は、末永く「一雌一雄」関係を持つ動物なのです。

昔の人は、なんとなくこのことをわかっていたのでしょうか。

そういえば、昔話の桃太郎は犬を連れていました。この物語では、犬は「仁」を表しているのだとか。

goo辞書によると「仁」とは「思いやり。いつくしみ。なさけ。特に、儒教における最高徳目で、他人と親しみ、思いやりの心をもって共生を実現しようとする実践倫理」とあります。

なんだか、良好な夫婦関係そのものみたいな意味ですね。

大ヒットのファンタジー作であるハリー・ポッターは、白いフクロウを飼っていましたね。こちらも、主人公ハリーに忠実で、ハリーを助けていました。

オオカミやキツネ、カラスが賢いとされるのも、脳が大きいからであり、その理由が末永く続く「一雌一雄」関係によるものというのは、本当に興味深いです。

では、なぜ脳が大きくなったのか?

教授らの見解が、とても面白いのです。

「結婚」というリスク

まず考えられる理由は、死ぬまで連れ添う関係は、リスクが満載だからだそうです(笑)

たしかに、そうですよね。

生物学的にいえば、生きる目的は「種の遺伝子を残すこと」です。

ということは、子育てをさぼる、他の異性にフラフラ~となびくような相手を選んでしまったら、遺伝子を残すことが難しくなってしまいます。

そのため、種の遺伝子を残す上で適していない相手を見抜くために、脳が発達してきたようなのです。

このように考えると、結婚相手の選び方についてあれこれ学ぶことは、自分の脳を大きく発達させ、進化させることにつながる行為だといえそうです。

でも、そんな風に考えたことがある人って、きっと、いませんよね(笑)

さらにもう一つ、同じくらい脳を発達させる重要な側面が「一雌一雄」の関係にはあります。

「変化」することは「進化」すること

「一雌一雄」の関係による、脳を大きく進化させ、発達させる重要な側面。

それは「パートナーに合わせて自分の行動を変える能力」だそうです。

「相手の立場でものを考える」というのは、脳にとって、かなり難易度の高い仕事です。

例えば、みんなでワイワイ騒ぐのが好きなオスがいるとしまいます。

メスが卵を産んで温めている間、オスが今までと同じように外で遊び歩いていてエサを補給してくれなかったら、メスは飢え死にするか、産み育てている卵を食べて生き延びるしかなくなってしまう。

こんな時、オスがメスや卵からかえったヒナの立場になってものを考える。すなわち、外遊びをやめ、エサをこまめに運び、あれこれケアしてあげれば、当然、みんな生き延びることができます。

ここでは、オスは遊び歩くというワクワクする行動から、エサを取って巣に戻るという慎ましい行動への変化が求められます。

これができるかどうか。

メスはメスで、いろんなオスからチヤホヤされて、るんる~んの楽しい生活から、巣に引きこもって、黙々と卵を温めるという、地味な行動へと変化しなければらない。

オス「そんなの無理だよ。僕は外でみんなと遊ぶよ。付き合いが必要なんだよ」

メス「イヤだわ、私、やっぱり着飾って、パーティーに行きたいわ」

こんな風に、それぞれの言い分で卵を放置していたら、卵はかえりません。

それならばと他の動物に任せたら、ヒナは本物の親鳥ではなく、その時そばにいた動物を親鳥だと思い込み、他の親鳥になついてしまいます。

「一雌一雄」で居続けるということは、お互いの望みや必要性に合わせながら、自分自身を変化させ続けなければならないということです。

逆に言えば「変化し続けることができる人」が、末永く幸せな結婚生活を送ることができるわけです。

「自分はこういう人だから」と決めている人は、これができないことになります。

それは、脳の進化を自分でストップさせているからです。

「私は、こういう人だけど、こんな人にもなれるはずだ」と思える人は、脳が高度に発達しているということになります。

こう考えると、これもよく質問されることですが「私、相手に合わせて自分の望みを妥協したくはないんです」ということの解釈が変わってきます。

「妥協」することはマイナスなの?

「妥協」というと、多くの人がマイナスのイメージを持っています。

A案かB案かで意見が合わない時、全く新しいC案を考え出すことが重要です。

ですが、そのC案を考え出すためには、お互いの望みを理解し、場合によっては「譲歩」することが必要かもしれません。

この「譲り合う」ことを「妥協」だと感じて、嫌がるわけですよね。

でも、相手のニーズに合わせて、相手の立場に立って、自分の行動や考え方を変化させることができるのは、脳が高度に発達している人間にしかできないわけです。

だから「妥協」はマイナスどころか、実は、非常に優れた人にしかできない行動だということになります。

ちなみに、最近の研究では「利己的な遺伝子」は、自然界から淘汰されるということもわかってきています。

「利己的な遺伝子」ではなく「利他的な遺伝子」が生き延びるという興味深いデータです。

これは、自分だけが我慢すればいい、という話ではありません。

何が何でも、夫婦関係を続けなければならない、という話でもありません。

みんなが幸せでいられる方法を考える。

そのために、自分の行動や考え方を変化させるという話です。

同じ相手を愛し続ける能力

決まった相手と関係を続けていくのは、簡単なことではありません。

お互いの関係が悪くなりそうな予兆を見つけたら、早目に対処する必要があります。

そのためには、注意深い観察力が必要です。

ケンカしたら、上手に仲直りして、良好な愛情深い関係に戻さなければならない。

それには、並はずれた想像力とマメな行動力が求められます。

飽きずに楽しい関係でいるためには、平凡な日常生活に彩りを加えるユーモアセンスやサプライズ能力も必要です。

日々あふれかえる家事を着々とこなしていく能力も必要です。

家族みんなが幸せでいられるように、時間やお金を管理し、有効活用する能力も求められます。

さらに、幸せな夫婦関係には、夢を見る能力も、その夢を相手に伝わるように言語化し、伝える能力も必要です。

もうこれだけでも、自分の能力を総動員して対処しなければならないことが、わかりますよね。

そして・・・

同じ相手をずっと愛し続ける能力。

これは、すごい能力です。

進化人類学の視点から見ると、恋は最長でも約4年で終わると言われています。

恋している時の脳は麻薬患者の脳とそっくり。興奮して、ドーパミンが出て、感情の波が激しい。

この状態がずっと続いてしまったら、麻薬患者と同じ状態が続くことと同じように、命の危険につながります。

だから、生命の安全のためにも、恋は冷めるようになっているのです。

でも、長続きする夫婦関係のためには、恋の炎が消える前に、愛という大きな暖炉に点火しなければなりません。

暖炉は、ぬくぬくと温かく、心がほっこりする安心できる場所。

暖炉の前には、自然と人が集まり、穏やかな気持ちで、あれこれ話が弾むのと同じように、愛のあるところには、自然と人が集まり、寄り添います。

暖炉の火を絶やさないように、薪を入れ続けて、暖炉の火が消えないように、燃やし続けなければならない。

アメリカの億万長者の80%以上が、離婚歴が一度もなく、一人のパートナーと死ぬまで添い遂げている事実について、今までいろんな解釈がなされていました。

でも、同じパートナーと幸せに添い遂げようとするために行うあらゆる努力が、自分の脳を進化させパワーアップさせていた結果、億万長者になっていたとしたら・・・

あらゆる能力を総動員しなければ、死ぬまで添い遂げられる夫婦関係を育めない事実を考えると、なるほどなぁと思うのです。

そう考えると、夫婦がずっと幸せに暮らせるように取り組むことと比べたら、ビジネスやお金について考えることは、簡単なことだとさえ思えてくるのです。

難解な計算問題を解くよりも、語学の勉強をするよりも、資格を取るよりも、お金を稼ぐよりも、何をするよりも難しいこと。

最高にチャレンジしがいがあること。

何よりも自己成長させるものであること。

それが「結婚」。

自分の脳を進化させるために夫婦関係を学ぶ

自分の脳を発達させ、進化させ、パワーアップするために、夫婦関係について学ぶ。

科学が発達すれば、そんな風に考えることが常識になる日が、来るのかもしれません。

自分のことしか考えないのは、自分の進化を退化させてしまうこと。

相手のことを考えるのは、自分の進化に革新を起こすこと。

飽きたら次のパートナーを探すというのは、実は、脳を小さいままにしてしまうことです。

同じパートナーと飽きずにいられる関係を育もうとすることは、脳を大きく成長させることです。

自分の可能性を信じている人、自分はどこまで成長できるのか、とことんまでチャレンジしてみたい人。

そんな人生で最大のチャレンジをしたい人にとって、結婚ほど、素晴らしいチャンスの場はないのではないかと思うのです。

誰かのことを自分のこととして考える人生。

自分以外の人に、手間も暇も惜しまずに注ぎ込む人生。

生きる醍醐味を味わい尽くせる。

それが「結婚」だと思うのです。

ダンバー教授は著作の中で、こう言っています。

「どんな逆境の中でも、最善の結果を出せるのは、(「一雌一雄」関係の)進化によって優秀な脳を授かったおかげだ」と。

開拓者としてアメリカに渡った人たちの中で、冬を越せず、飢え死にした人たちは、単身者が多かったそうです。

おばあちゃんであっても家族で渡った人は生き延び、20代の若い人でも単身の人は亡くなってしまった。

最近のニュースでも、たまたま一卵性の双子を集めて、どんな環境が命に影響を与えるのかを調べた結果が、発表されていました。

同じ遺伝子の一卵性の双子を集めた大規模な調査の結果、環境汚染や食べ物や生活習慣以上に、病気になる確率や健康で長生きできるかどうかに影響すると判断された要因。

それは、夫婦間の「心のつながり」でした。

「『夫婦間の心のつながり』が、最も影響を与えているのではないか」という結論に至ったそうです。

・誰かを思うこと。
・誰かに思われること。

それは、人類にとって「生きる」パワーを与えてくれるものなのです。

いつでも簡単に別れることができる恋人ではなく、容易には逃れられない結婚相手だからこそ、強力な生きるパワーを得ることができる。

相手の欠点や短所とどう付き合うか考えることで、脳をより進化させることができる。

そして、何より・・・

愛し愛されて生きる。ぬくもりがある。手触りがある。

だから、やっぱり、結婚っていいなぁと思うのです。

「結婚する意味」。

それは、他の何事にも代えがたい、他では決して味わえない醍醐味があるからです。

長続きする結婚生活を育むのは簡単じゃない。

でも、これほど「やりがい」のあるものって、他にないなぁ。

そんな風に、私たち夫婦は思うのです。

あなたにとって「結婚する意味」は何ですか?

一度、じっくり考えてみてください。

ABOUT ME
赤城夫婦
「7つの習慣・結婚編」の日本人初の公認講師。 オンライン動画の受講生は2万人を超え、世界45ヶ国に広がる。著書「マリッジ・プレミアム-仕事の成功を約束する結婚生活の送り方」は2万部のロングセラー。夫婦で、執筆・講演・コンサルティングを行う。最新刊は「家族>仕事で生きる。」夫は、マスターズ水泳で日本ランキング2位。妻は、京都大学大学院(MBA)を修了。現在、京都在住。
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